運用シナリオ管理Activity ManagerTM

Sense Decide RespondTMを具現化する自動作業遂行システム

製品概要

製品概要

Activity Managerは、その名の通り、インテグレートされた工場内システム間でのアクティビティ(何が起こった場合は何をしなければならないか)を、独立したシステムとして一元管理します。
これにより自動化システムなどの運用シナリオを確実に管理できるようになり、更には複雑な異常処理にも自動対応できるようになります。
Activity Managerでは、特定のプログラミングスキルを必要としないグラフィカルユーザーインターフェースを採用し、基幹システム外で運用シナリオを作成することが可能です。このため工場稼動中でも、運用を止めずに新しい運用シナリオを適用することができ、刻一刻と変わるビジネスニーズに迅速な対応がとれるようになります。
また、テクノロジーはXML/SOAPやWSDLといったオープンなメッセージインターフェースを採用しているため、CIMシステムのインテグレーション、立ち上げ、更には運用システム変更の期間を大幅に短縮することが可能です。

製品詳細

目まぐるしく変化する今日のビジネス環境において、企業では、競争力を維持するために、より高度な自動化を実現し、ますます複雑な装置やプロセスを導入する動きが進んでいます。このような高価なリソースや複雑なプロセスの潜在的メリットを十分に生かし、競争力を維持するためには、これらをインテリジェントに連携させ、制御することが極めて重要です。
Applied Materials社のActivity Managerは、工場内の各種ソフトウェアおよび自動化システムを対象に、自動化されたジョブや例外処理を管理調整するための製品です。経験と意思決定技術を活用することで、業務の効率を継続的に向上させる基盤を提供します。
Activity Managerは、インテリジェントな自動化ソリューションで、企業におけるビジネス・プロセスの最適化を実現します。

製品詳細

Activity Managerは、工場やビジネスにおける業務の変化を検知し、イベントや例外事象を検出します。
さらに、最善のアクションを決定し、工場またはビジネス・リソースにフィードバックすることができます。

Factory Automation Execution Control

実行制御システムを成功させるためには、自動化のレベルにかかわらず、次のような条件が必要となります。

  • イベント検出機能があること
  • 自動ジョブをプロアクティブ(先行的)に実行できること
  • 変化する施設内の状態 に適応できること
  • 主要な工場システムおよびコンポーネントと高度にインテグレーションできること
  • 自動ジョブを容易に導入、保守、拡張できること
  • 例外および異常処理機能があること

Activity Managerは、これらすべてに加え、さらに多くの機能を備えています。APF Repositoryとの密接なインテグレーション、および外部システムとのインテグレーションにより、Activity Managerは、イベントの変化を検出し、各イベントに対するサブスクリプションに基づいて自動ジョブや例外処理ジョブを起動するという高度な機能を提供しています。

インテグレーション・フレームワーク

Activity Managerを導入すれば、外部システムがSOAP APIを使用してジョブの開始イベントを発行できるようになります。
また、ユーザが同期的または非同期的に直接ジョブを起動し、ジョブに引数を渡して、ジョブから結果を受け取ることもできます。Activity Managerでは、APF Repositoryとのインテグレーションにより、状態変化やMESトランザクションなどのイベントに基づいたジョブの起動を実現します。また、各種の通信プロトコルで標準またはカスタム実行ゲートウェイを経由することによって、外部システム上でのイベント実行を実現しています。

インテグレーション・フレームワーク

RTDでは、アイコンのドラッグアンドドロップで操作するフォーマッタを使用して、
ディスパッチング・ルールを容易に実装できます。

例外処理

「もし問題が発生したら」ではなく、「問題発生時」への対処が重要です。ほとんどの自動化シナリオでは、例外条件や異常条件の占める割合が大きくなります。このような予期しないイベントに対処するためには、広範なロジックの準備が必要です。
Activity Managerは、例外や異常を処理するための自動ジョブをユーザがすばやく容易に作成、変更、拡張できる強力な環境を提供します。これらのジョブは、複雑なプログラミングや大がかりな再コンパイルを行うことなく、リアルタイムに導入可能です。例外や異常が発生したときに、刻々と変化する状況に容易に適応できます。
Activity Managerを使用すれば、一貫した方法で確実に例外を処理できるようになります。

例外処理
特長

実行制御

  • 異なるCIMシステム・コンポーネントの調整および実行制御を一元化
  • 工場のイベント、状態変化、例外事象をリアルタイムに検出して対応することが可能
  • 業務のベスト・プラクティスを一貫して実行することによる生産能力の向上
  • あらゆるレベルのFA(工場の自動化)をインテリジェントに実行、制御

統合性および接続性

  • リアルタイムの自動ディスパッチ・ソフトウェア、APF Real Time Dispatcherとの密接なインテグレーション
  • 幅広い種類のCIMシステム・コンポーネントとのプレ・インテグレーション
  • 実行および通知インターフェイス開発のための柔軟なインテグレーション・フレームワーク

リソース効率の最大化

  • 材料やリソースのインテリジェントな搬送とプレステージングによるアイドルタイムの短縮
  • 処理能力と収容力に合わせたプロアクティブ(先行的)な予約

例外管理

  • 例外処理に対するベスト・プラクティスのワークフローを取得して実行
  • 容易に拡張できる例外処理ロジックで、継続的改善を実現
主要な機能
  • 使いやすいグラフィカルなジョブ定義環境
  • リアルタイムのジョブ検証およびデバッガ
  • ジョブの実行、監視、ロギング、および履歴
  • イベントの同期および自動通知
  • ジョブフローの同期
  • システム管理および監視ツール
  • 障害対応および例外処理
  • 適切なリソース配分による競合状態の回避と複数ジョブの調整
  • APF Repositoryへの書き込み/読み取り/アクセス
  • モジュールまたは階層ジョブ設計のための「サブジョブ」
  • 関数および式の評価
  • APF RTDルールおよびAPF Reporterによる意思決定支援
  • ジョブ結果を共通ファイル・フォーマットに出力
  • Eメール、プリンタ、ODBCエクスポート、およびその他のデバイスにデータをエクスポート
  • SOAPによるWebサービスで、外部システムでの実行を実現
  • 条件付きジョブフロー
  • 外部システムとの幅広いインテグレーション